「遺品整理をお願いしたら高額請求された…」「大切な品を勝手に処分された…」
そんなトラブルに巻き込まれないためには、悪徳業者の見分け方を知ることが重要です。
本記事では、悪質業者の典型的な特徴や万が一依頼してしまった場合の対処法などを詳しく解説します。
悪徳な遺品整理業者に依頼してしまうとどうなる?
悪徳業者に依頼してしまった場合、次のような被害が発生することがあります。
遺品を勝手に処分される、持ち去られる
作業中の破損や紛失があっても対応しない
契約内容と異なる作業をされる
遺品整理は、故人との思い出を大切にしながら行うべき繊細な作業です。
だからこそ、信頼できる業者を見極める力が求められます。
遺品整理で失敗しないための悪徳業者の見分け方5選
◆ 見積書の提示がない or 不明瞭
正式な見積もり書を出さない業者は要注意です。
「○万円〜」とだけ口頭で言われる場合は、追加料金を請求される可能性が高いです。
◆ 現地調査なしで料金を決定する
遺品の量や建物の状況を確認せずに料金を提示する業者は、作業開始後に高額請求してくるケースがあります。
◆ 資格や許認可を持っていない
信頼できる業者は、以下のような資格や許可を保持しています:
・古物商許可(不用品の売買を行う場合)
・一般廃棄物収集運搬業許可(廃棄物処理を行う場合)
・遺品整理士認定協会の「遺品整理士」資格
これらがないまま営業している業者は違法である可能性もあります。
◆ 異常に安すぎる or 高すぎる料金設定
極端に安い料金を提示する業者は、作業の質が低かったり、後から高額なオプション料金を請求されるリスクがあります。
◆ 口コミや実績が確認できない
ネットで会社名を検索しても実績が出てこない、口コミが不自然に良すぎる or 全くない場合は要注意です。
万が一、悪徳業者に依頼してしまった場合の対処法
1. 契約書や見積書の内容を再確認する
トラブルが起きた場合、まずは契約時に交わした書類の確認を行いましょう。
不当な請求や対応であれば、契約解除や返金の請求が可能です。
2. 作業中でも中止を申し出る
「おかしい」と思ったら、作業を途中で止めることができます。無理に続行する必要はありません。
3. 公的機関に相談する
悪質な業者による高額請求や不当な対応に困った場合は、公的機関への相談が有効です。
特に「消費生活センター」や「国民生活センター」は、消費者トラブルに関する専門的なアドバイスを提供してくれます。
困ったときは、電話番号「188(いやや)」にかけるだけで、最寄りの消費生活センターへ自動的に接続されます。
費用はかからず、専門の相談員がトラブルの内容を聞いて、適切な対応方法や解決策をアドバイスしてくれます。
4. 必要に応じて弁護士や警察へ相談
脅迫・不当請求・高額被害がある場合は、法的措置も視野に入れましょう。